09 | 2017/10 | 11

テスト期間ってゐっぱつネタが良く出る。 

なんとなくうp

前進翼


ANAの機体(前進翼ver.)

前進翼とは、

後ろでなく前へと角度を付けることでも後退翼と類似の効果を得ることができ、これは前進翼と呼ばれる。前進翼には以下のような特徴がある。

1. 翼の根元あるいは機体の重心位置で失速が始まっても、まだ翼端には気流が残っているため、後退翼と比較して、原理的に失速限界が高い。
2. 後退翼とは逆に負の上反角効果となって、ロール方向に対して本質的に不安定となる。
3. 揚力と迎え角が相互に増加しつづけ、ついにはある速度で翼を破壊してしまうダイヴァージェンス(発散)という現象が起き、これに耐えうる翼構造は重量が大きくなりすぎる。
4. ステルス性が低い。

上記のうち2については、不安定である事は逆に言えば運動性を高める(可能な機動が多くなる)事となり、特にドッグファイトを行うタイプの戦闘機においてはむしろ利点となり得る。第二次世界大戦で活躍した中島飛行機製日本陸軍戦闘機(九七式戦闘機、一式戦闘機、二式単座戦闘機、四式戦闘機)のテーパー翼は、前縁は直線であるものの、後縁にはわずかに前進角を持っている。これらは前進翼的な効果を狙ったものであり、前進翼の先駆者とも言える。ただし3の欠点が最大の障害であり、本格的な前進翼は実現は困難だった。

しかし、複合材料技術の発達に伴い、空力弾性テーラリングと呼ばれる成形技術を利用することで重量増加ペナルティを小さく留める事が可能になり、実現への技術的障害は無くなった。また1970年代以降においてフライ・バイ・ワイヤが実用化した事により、不安定な機体を制御して飛行させることで、戦闘機の運動性向上に利用する(CCV技術)ようになり、その手法のひとつとして前進翼は有効な方法だと考えられた。

その結果生まれたのが、NASAの実験機X-29である。他にロシアのスホーイがプライベート・ベンチャーで開発した、Su-47も前進翼を採用している。しかし近年の軍用機設計では、むしろステルス性が重視されるようになったため、前進翼を採用した軍用機の実用化は、現在まで実現していない。

民間機としてはHFB 320 ハンザジェットがあり、数少ない前進翼の実用例である。欠点は多いもののビジネスジェットの先駆けであり、一部は旧西ドイツ空軍でも使用された。ただしこれは飛行性能を求めたものではなく、主翼の桁を後方にずらす事でキャビンの容積を大きくするための採用だった。

ほか、複座の練習用グライダーでよく使われ、特にLET社のL-13型が良く知られる。 su-47も前進翼である
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