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11 | 2018/12 | 01

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名作になりたかったDuke Nukem Forever 

最近飲食品のネタが無いので前回に引き続きゲームの話題をば

まず前置きとして、今回紹介するゲームは数年前に何も知らずに買ってプレイし、またそれの前作が出た頃はビデオゲームなんて買ってもらえなかった年齢なので、あくまで「聞いた話」と「実際どうなのか」を書いていこうと思います

そしてゲームに詳しい方なら割りと大事件なのでご存知の話題となります

昔Duke Nukem 3D(以下DN3D)というゲームがありました。発売が1996年です

それまでFPSといえば無口な主人公が2Dグラフィックを上手く擬似3Dに見えるように作られた空間、所謂「2.5D」で同じく2.5Dの敵とドンパチするゲームが主流でした。Wolfenstein3DやDOOMなんかが最初期の名作ですね

人生初FPSが3Dのゲームがわんさか世に送り出されていた64のゴールデンアイだった私には、視点が横にしか動かせないのが今やっても違和感を感じる辺りです

しかしDN3Dは視点を自由に動かすことができたのです。もちろんグラフィックは未だ2.5Dでしたが、視点をぐりぐり動かせるのは当時衝撃的だったことでしょう

それだけにとどまらず、喋る主人公や下品、パロディ、スケベな要素などそれまでにない作品で未だに名作と名高いFPSです

20171111191922_1.jpg
↑Duke Nukem 3D: Megaton Editionのプレイ画面。リマスター版だが疑似3Dなので敵はペラペラだ。原作よりグラフィック等が強化されている

最近2.5Dを3D化したリマスターとリメイクの中間に近い復刻版がリリースされましたね


そして翌年97年の春に新作「Duke Nukem Forever」(以下DNF)が発表。世界初のフル3DFPSであるQuakeのゲームエンジンを使った新作が98年にリリースされるというアナウンスでした

そしてそれが発売したのは2011年になってからでした

どうしてこうなった……!?

というのも、長ーくなるので箇条書きにしますが

・ゲームエンジンをQuakeエンジンからよりDuke NukemのシチュエーションにあったUnrealエンジンに移行することにした
・プロデューサーがアイディアを投げてよこしては捨ててと根本的なシステムすら迷走状態になる
・そんなことしているうちに新しいUnrealエンジンがリリースされそれに移行するしか無い
・紆余曲折あるうちに2007年に資金が底をつき、出資も得られないことに。会社がゲーム開発事業を中断
・その後Gearbox Softwareがフィランチャイズを買い取り開発続行

ということで発売する頃には予告から14年が経過していました

2011年といえば、シリアスサム3、デッドスペース2、バトルフィールド3、アンチャーテッド3、CoD MW3とシューター作品だけでもこれだけ有名なのが発売した年です

もちろんただイタズラに長引いた訳ではなく、前作がゲーム史に残る名作だっただけに「DNFはあらゆる面で既存の作品を凌駕しなければならない」という理想もあった模様です


『でも延期に延期を重ねてもゲームが面白ければそれでいいじゃないか!』

という意見もあるでしょうが、それはこのゲームのメタスコア(大手レビューサイト等をまとめた平均点。某雑誌のレビューとは違い信頼できる)が54点というのが、出来を物語っているでしょう

メタスコアは100点満点で参考までに例を挙げますと
・ハーフライフ2:96点
・STALKER SoC:82点
・地球防衛軍4.1:79点
・CoDゴースト:68点

と、如何にそれが低い点数と実感できるでしょう。ちなみに私のsteamのライブラリの中で一番低いメタスコアのゲームはやはりDNFです(同点でHOMEFRONT the Revolutionも54点)

ただこのメタスコアは発売された年のゲーム事情や前作との比較、作品への期待なども反映されるので、割りと左右される要因もあるスコアだと考えて下さい


何がいけなかったのか?ということで軽いゲームのレビューです

20171111185937_1.jpg
↑タイトル画面。有志の日本語化Modも存在する


まずFPSとしては普通の出来で致命的な不具合やシステムの欠陥などはありません

良くも悪くも、いや「悪く」が多いですが、内容は昔のゲームデザインなのです


確かにポルノ雑誌を読む、筋トレをする、ファンの子供にサインを描くなどの特定のアクションをすれば体力の上限が増えるというシステムはせっかく作ったお遊び要素を探してもらいつつマップを探索するという事につながるかもしれません。しかしこれらがバンバン撃ちまくるシーンと併存しておらず完全にシーンが分離してます

20171111190125_1.jpg
↑子供にサインをするシーン。こういうミニイベントで体力が増える

そしてシューター部分ですが、ワープする敵を筆頭に戦っていて楽しくなく、そもそも敵のバリエーションにも乏しくAIも貧弱です。演出でカバーできるようなレベルデザインではなく、あまり面白くない撃ち合いが目立ちます。ヘッドショット等の当てた時のモーションも無いです

20171111190605_1.jpg
↑シューター部分。はっきり言って退屈だ

あとはまあロードが長いとか武器が2個しか持てない(パッチで修正)とかありますが割愛

とまあ書きましたが、実際にやってみると「クソ」という事でもないです。時間とお金をかけて作っただけあって、昨今の致命的な欠陥のあるゲームや明らかに超低予算で作ったsteamで数百円で売られているゲームと比べると遊べる部類ではあるのです

ただ「退屈」というマイナス要素が全てをダメにしてますが

20171111190535_1.jpg
↑このようなパロディも存在。というかこれ色々大丈夫なのか……?

ただシューター以外のシーンは割と良いと思いました。前述のお遊び要素と探索はまあまあでしたし、Half-Life等にも見られる「FPSを活かした少しの謎解き」は面白いシーンも存在します。身体が小さくなってしまう探索シーンは結構印象的

もしこれが予定通り98年かもしくは2000年代初頭にリリースされていれば傑作とは言わずともそれなりの評価があったかもしれません

もちろん軌道修正する事は試みたとは思えますが、ある時期に帰還不能点を超え、その時点の古いデザインのままになったのでしょう

14年の開発期間を経るうちにこれらは変質し、陳腐化し、時代に遅れてしまいました。歴史に残る傑作を作ろうとして出来上がったのは、10代の頃昏睡状態になり30歳になって目覚めた少年の心をもったおっさんでした

ユーザーの望みと開発の理想が大きな大きなハードルを作り、結局はそれを超えられなかったどころかクソゲーと呼ばれる物が誕生してしまいました


まあDNFはsteamでゲームを買うようになった当時全く何も知らずに500円程度で購入したので『微妙なゲーム』という感想でしたが、実際にはこういうかなり波乱万丈の末生み出された可哀想なタイトルだったのです


以上でDNFを題材にした更新でした。先日セールでDNFのDLCが250円だったわけですが、DLCにも悪いところがしっかりと残されおり、根本的な改善は見られませんでしたとさ。

steamにて14日までセール中なので時間とお金と心に余裕がある方は買い求めてみてはいかがでしょうか?というか定価では買わないほうが無難です

またXbox360とPS3版の日本語版が存在し有名声優により吹き替えが収録されているが、パッチが未配布(武器が2種類しか携行できず、ロードも遅い)、DLC購入不可とのことなので、単に遊びたいだけならPC版ですね



それではこの辺で。三犬から、さようなら
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